神保町の洋食、怒涛の13種26品。

神保町にある洋食。
交差点から靖国通りを駿河台方面に少し進むと左側の2階にある。
洋食店というより、ビアホールといった佇まい。
古書の街のビアホール、ハイカラな感じがする。

さて、あまり馴染みのない街ではあるが、前々から気になっていたので、
空いている時間を見計らい、グループで突入することにした。

もう何年も前からある定番メニューが並ぶ。
あれも、これもと注文しているうちに、怒涛の13品目、各2皿ずつで26品を制覇。
あきれるぐらい満喫できた。
画像
画像

春の銀座のちらし鮨

春である。
日中の陽気にカラダを暖められると、とたんに着ているものが重く感じる。
冬の間、よくこんなものを着ていたなと、我ながら感心する。

食の嗜好も変わる。
寒い時期には、鍋や汁物、あるいはお肉など、身体が温まりそうなものを好んで食べるが、
春の到来を感じると、突然、旬の、季節を愛でるものが食べたくなってくるから不思議だ。
考え方も俄然前向きになる。陽も長くなる。花粉症ではないので、良いことづくめである。

さて、今回はある方の紹介で、銀座のすし屋の名店にお邪魔することができた。
最近、予約限定のランチ営業を始めたとのことで、ご一緒させていただいた。
メニューはちらし鮨のみ。

名店といっても、雑誌やテレビにちょくちょく出てくるようなお店はない。
当然、アメリカの大統領も知る由もない。茶色いレンガ造りのビルの中にある、本当に隠れた名店なのだ。

1人じゃ絶対入れないような看板のない白い暖簾をくぐる。
L字型のカウンターのみ、6人ぐらいの席が並ぶ。お店には大将とお運びさん(奥さんか)のみ。

お酒を頼んで、しばし歓談。気さくな大将だが、銀座の鮨店の風格がにじみ出ている。
そしてついに、待ってましたのちらし鮨が登場。

そのちらし鮨は、自分の想像をはるかに超えるものだった。
どんぶりにこんもりと盛られた具材の数々。魚介あり、春の山菜あり、それぞれが綺麗に飾られて、
宝石箱のようであった。
ちらし鮨って、錦糸卵やピンク色したデンブ、椎茸を甘辛く煮たやつとかじゃなかったのか?
かといって、海鮮丼のような大雑把なものではない。気合を入れながらイクラを盛り付けたりも当然しない。
素材と技、そして美意識が凝縮された一品、それがこのお店のちらし鮨だった。

表面だけでなく、箸を進めるたびに、隠れた素材が発掘される。
13種類の魚介類を惜しみなく使い、ご飯の量よりも具材が多い感じだ。
まさにおつまみになる一品。お酒が好きな人はどんどん酒が進む。

ちらし鮨に満足、いや、それを超えて概念が変わった。感無量。

ふだんなかなか味わえない、貴重な体験をさせていただいた。

画像
















とんかつと焼肉のハシゴマン。

とある春の月曜日。
池袋で展示会があり、夕方待ち合わせて食事をすることにする。

東京暮らしは長いものの、実は池袋にはほとんど来たことがない。
2~3年に1度訪れればいい方だろうか。
だから土地勘がない。右も左も分からない。

ということで、夕方集合したものの、西口周辺のお店がありそうなエリアを行ったり来たりしながら、目ぼしいお店がないかを物色。慣れない街はあやしく見える。いかがわしそうな中国系のお店や歴史を感じる飲み屋も、入るには相当勇気がいりそうだ。かといってチェーン店では味気ない。

そんな中、気になる候補が2つ。老舗風の洋食店と、少し風格のあるこぎれいなとんかつ店に絞られた。
洋食店はぐるっとカウンターで囲われた席がほぼ満席。そしてとんかつ店では外で何人か並んでいる。
どちらも繁盛店のようだ。

まよった挙句、とんかつ店に入ることにした。さいわい席はすぐに空き、テーブル席を確保することができた。
気負わずに入ったが、相当な名店らしく、ひっきりなしに客が入れ替わる。かといって騒がしい訳ではなく、みな節度を持って淡々と食事をし、お勘定を済ませる。
みながお店をリスペクトし、ある種の秩序があるところは美しい。主客のバランスが素晴らしい。
飲み中心のグループは我々ぐらいだった。

期待通り、とんかつは素晴らしくサクサクの衣とジューシーなお肉。ソースよりも醤油がよく合う。
豚のしょうが焼きも絶品である。肉が厚い、柔らかい。

かなり混雑してきたので、長居はできないと思い、早々とお勘定してもらった。
ただ、エンジンがかかってしまったので、食べたりず、もうひとつの候補店であった洋食屋を覗いてみたが、やはり満席。ここも相当気になる。

とんかつ屋の向かいに、「すべらない焼肉」とデカデカと書かれた看板の焼肉屋があった。
こけおどしのパフォーマンスじみたアピールであったが、肉モードに突入していた気分には抗えず、
試しに入ることに。
驚いたことに、お肉はとてもおいしく、内装も高級で広々としたテーブル席で、ゆったりとくつろげた。
本当にすべらなかった。

池袋もいいところがたくさんあるなぁと実感できた。
画像
画像

















東大宮の中華料理屋

とある小春日和の土曜、みんなで集まって東大宮まで遠征に出た。
駅前にある学生で賑わう、中華料理屋がお目当てだ。
学生に人気があるのはやはり「値段」と「量」ということだろうか。
小食の自分にはやや荷が重い。

多摩川の近くの駅からはるばる1時間半ほどかけて、東大宮の駅に降り立つ。
集合時間である11時よりも30分以上も前に着いてしまった。
駅前はロータリーになっていて、休日のせいか人影もまばら。
事前に確認したお店の位置は、駅から左側に線路沿いに進み、すぐの角を右に曲がったところにある。
すぐに3階建てのボロい建物が向かい合って建つ細い路地があり、そこだと分かった。
中国や台湾によくあるような、崩壊寸前の建物。雀荘や「スナックもどき」と書かれたスナック。
破れて色褪せた看板。昭和的でアジア的な雰囲気がそこを支配する。

お店はまだ開店しておらず、プラプラとその辺を散策していると、メンバーのみんながポツポツ現れ
全員集合した。

お店の斜め前にある自販機の前でしばらくの間雑談していると、
おかみさんが赤だけど黒ずんだ年季の入った暖簾を架けに外に出てきた。開店だ。

おかみさんに「入っていいですか」と声をかけ、こじんまりした4名テーブルを5人で陣取り、
いざ戦闘体制へ。

模造紙でできた短冊に黒マジックで書かれたメニューが並ぶ。どれも安い。量も多いのだろう。
とりあえずアサヒのスーパードライ大瓶を3本と、炒め物を中心に4品程を注文。
テーブルが小さいのでせいぜい3~4品しか載せられない。

お昼が近づくとさすがに人気店らしく、続々客が訪れた。男が中心だが、若い学生風の客。スポーツ新聞片手の親父さん、なかには小さな子供を連れた家族客ですぐに席は埋まってしまった。

みな来慣れた様子でメニューを注文する。だけど不思議なことに、麺類を注文する人はほとんどいなかった。
定食セットや1品料理にライス付が殆どだ。量はすさまじく、茶碗に盛られた白ご飯は「まんが日本昔ばなし」に出てきそうなてんこ盛りのライス。

確かに1品料理は何でもおいしい。フロアのおかみさん調理のご主人2人で切り盛りしている。
ご主人はひっきりなしに中華鍋を振っている。どちらかというと小柄で線の細そうな方だが、
どこにそんな力があるのだろうかと感心する。

ランチタイム時は次々にお客も入れ替わり、大体満席の状態が続く。
一見の私たちも、常連の方には悪いなと思いつつ、テーブルが片付いたらまた2~3品注文し、
常に食べ続け、飲み続けた。

入口付近にある冷蔵庫の中のビールは、もう1~2本ぐらいしか残っていない。
11時30分の開店から2時前まで食べ続け、いよいよ締めのチャーハンを頼む。
このお店の料理は火の入り方が良い。期待できる。

出てきたチャーハンは一見何の変哲もないものだったが、炒め方とご飯が絶妙で、
いわゆるパラパラではない、「ふわっふわ」(小さい“つ”が入る)のものであった。

お腹も心も満足できる昼食を終え、信じられないぐらい安いお勘定を済ませてお店を出た。
春のうららかな陽光が眠気をさそい、電車の中で夢心地になりつつ、東京方面へ帰った。

画像















京成立石の「もち豚しゃぶしゃぶ」蕎麦つゆ仕立ては感動!

2014年、あけましておめでとうございます。

恒例となった新年会は、京成立石にあるお蕎麦屋さんへ。

蕎麦はもちろん、蕎麦つゆ仕立てで食べる「もち豚しゃぶしゃぶ」は絶品である。
食べ放題のセットを頼めば、もう何皿でも食べられてしまう。
薄く切られた豚しゃぶを、さっと湯をくぐらせて、そばつゆ仕立てのつゆをつけて食べる。
口当たりが軽くて、もうどんどん食が進む。

牛しゃぶをごまダレで食べるのとは違い、お腹に貯まらないし、飽きがこないのが不思議だ。

さんざん豚しゃぶを食べた後、締めに「もりそば」を注文。
このお蕎麦も、あえてしゃぶしゃぶさせて、つゆで楽しむ。

大満足の新年会であった。
画像



画像

忘年会で、千駄木のうなぎ屋へ。

今年の忘年会は、鍋にはせず、うなぎ屋に決定。
なぜならば、年明けの新年会には、定番の鍋=しゃぶしゃぶが控えているからである。

暑い頃のうなぎも良いが、冬場のうなぎも格別である。
このお店は、お酒に合うつまみも充実しているし。

ただしこのお店で注意しなければいけないのは、おつまみを頼み過ぎて、
肝心のうな重がお腹いっぱいで食べられなくなることである。

慎重にお腹の加減をみながら、串焼き、白焼き、蒲焼き、タレの効いた茶碗蒸し、
谷中生姜、いぶりガッコ。。。と平らげる。美味しいのでついつい。。。

そして最後のうな重。深みのあるタレとふわふわの鰻のマッチングは最高。
何だかんだでペロリと平らげてしまった。

今年1年も充実した食農健の活動であった。

画像

画像

画像

画像

画像

ぷらっと名古屋の旅その4) 帰りの新幹線待ちにぴったり。

1泊2日の「ぷらっと名古屋」の旅も2日目を迎えた。

1日や2日では、名古屋の美味しいものが食べ尽くせないのが残念である。
あれも食べたい、これも食べたかった。
そういう心残りの1つや2つはあるものである。

帰りの新幹線待ちで、食事を取る時間が出来たので、新幹線口そばの地下街へ。
そこはとても便利なところで、手羽先やら味噌煮込みやら、喫茶店などもひと通り揃っている。
今回食べられなかった悔いを、そこで晴らすことができるのである。

ぷらっと入ったのは、そば屋。なぜそば屋か?
その理由は、いろいろな名物食べ物が揃っていたからである。

味噌カツ、海老フライ、味噌煮込み、カレーうどん。どて煮。。。。
1時間1本勝負で、食べられるものは全部食べて、名古屋を後にした。

満喫できる旅であった。そういえば名古屋発祥の「漫喫」には行けてない。。。

画像

画像

画像

画像

ぷらっと名古屋の旅その3) 今池の中華。と言っても味仙じゃないほう。

名古屋の名物料理は、少し変わっている印象を持たれるかも知れないが、味は正直おいしいものばかり。
ただ、組合せ方や発想が、意外なものも多いので、抵抗感がある人もいるのかも知れない。

ラーメンでも、名古屋なのに台湾ラーメンだったり、ベトコンラーメンだったりと、「ここはどこ?」と思わせる
名物料理も多い。

さて、本日の締めはやはり今池。といっても味仙じゃない方にお邪魔した。
野球のシーズンでもないので、入りやすい。

締めと言ってもラーメンだけでは寂しいので、定番のごぼう炒めと大根&白肉、腸詰なんかをつまみながら、名古屋の話題に花を咲かせた。

締めには、やっぱりお店の名前を冠したラーメンをスープまで完食し、大満足であった。

画像

画像

画像

画像

ぷらっと名古屋の旅その2) 大曽根にある手羽先の概念を変える手羽先。

名古屋と言えば、味噌煮込み、味噌カツ、手羽先。。。いろいろ挙がるが、
名古屋の手羽先と言えば、世界の山ちゃんか風来坊というイメージが一般的。

今回はメンバーの1人が、幼少から親しんできたという「ザ・手羽先」を食べに大曽根に足を運んだ。

大体40年も前からあるというその鶏料理のお店、栄から大曽根に向かう大通りから1本路地に入ったところにある。
大衆酒場というような外観である。黄色い看板に大きな文字でお店の名前が書かれている。

メニューを見ると鶏づくし。鶏!鶏!鶏!のオンパレード。
鶏刺し、丸のままの鶏、そして手羽先を注文し、まさに鶏三昧。

山ちゃんとは全然違う肉厚の手羽先に、ニンニクの効いたタレを付けて食べる。
食べ応えもさることながら、鶏の肉質の良さが口の中で広がる。最高の気分である。

さすがは40年も続いているお店である。日本のケンタッキーとも言うべき名店に来れてよかった。
地元メンバーの方に感謝♪

画像

画像

画像

ぷらっと名古屋の旅その1) 暇つぶしならぬ、ひ・つ・ま・ぶ・し♪

ぷらっと名古屋の旅に出た。「ぷらっと」というのは、わざわざ東京から「ぷらっとこだま」を利用してのんびり行くことからそう名付けられたのだ。

朝8時過ぎの新幹線に乗り、車中ではさんざん飲み食いしながら楽しみ、お昼前には名古屋に到着。
そこから昼飯を食べに、錦にある老舗ひつまぶしのお店へ。

特大のひつまぶしを注文し、出来上がるのを待つ間、玉子焼きと漬物で時間をつぶす。
そして出てきた名物のひつまぶし。焼きがワイルドな印象で、深みのあるタレとベストマッチ。
四等分して、まずはそのまま食べる。次に薬味を散らして、少し味を変える。
三度目には、お茶をかけてさらさらとかき込む。だし汁もいいが、このお茶の苦味も悪くない。
最後はお好みであるが、残ったご飯によくタレが浸み込んでいるので、そのまま食べて〆ることにした。

名古屋1食目は、パンチのある料理であった。

画像

画像

新橋肉のおいしいお店

新橋駅から徒歩5分。サウナでひとっ風呂浴びてから、夕方お肉を食べにお店へ。
A5ランクの黒毛和牛を出すお店だけに高級感が漂う。
少し洒落た鉄板焼きのお店だが、駅から少し離れているので、落ち着いた雰囲気で食事とお酒が飲める。
画像

画像
画像
画像
画像

新丸子の超繁盛食堂!

今日は祝日。連日の猛暑もおさまり、ようやく秋らしくなってきました。
「食欲の秋」ということで、今回は思う存分、昼から飲み食いができる
東急東横線「新丸子」の超繁盛食堂に行ってみました。

ところがこのお店、予約ができないのが難点で、
良い席をゲットするには、12時の開店前に並ばなくてはなりません。
11時ごろから店の前で待機し、右手奥の一番落ち着ける席を確保しました。

開店と同時にお店は満席状態。本当に繁盛しています。
定番の焼肉、野菜炒め、メンチ、、、、、、注文すれば、時間をおかずに出てきます。
さすがです。

結局12時から3時まで、丸3時間飲んで食べて大満足でした。

画像
画像
画像
画像

立会川の老舗蕎麦店

旧東海道をぶらり旅。

品川から旧東海道をぶらり歩いて立会川の近くに老舗の蕎麦店がある。
風情のある佇まい。
奥の離れ座敷に席をとったので、廊下を奥に進むと中庭があり、
そこには立派な錦鯉が池を泳いでおり、情緒がある。

メニューは蕎麦屋らしく、だし巻き、にしん、そばがきなど、つまみになるものは
ひととおり揃っている。

蕎麦はそば粉100%の、緑がかった蕎麦切を、やや甘めのつゆで頂く。
メニューにはないが天抜きも楽しめる。

となりの座敷は法事客などでにぎわっていたが、地元に愛されている店である。

画像
画像
画像

世界一辛いと言われる「中国湖南料理」

汐留にある中国湖南料理のお店。

辛い中国料理と言えば、四川料理が有名であるが、
この湖南料理は、それ以上、「世界一辛い料理」とも言われている。

どんなに辛いのか期待しつつ、高級そうなお店の玄関をくぐる。
次々に運ばれてくる料理に舌つづみを打ちつつ、いわゆる想像していた「激辛」料理ではないことに気付く。
うま味とまろやかさが調和していて、辛いけど旨い。
そして、体の芯がじわーっと熱くなる。
タイ料理や四川料理とは異なる、上品な調和のとれた辛さと言えるだろう。

麻婆豆腐、酸辣湯などはまさに絶品であった。

画像
画像

生レバーを久しぶりに堪能

今日は肉モード。

肉は焼いても煮込んでも当然美味いのであるが、最近は生食にありつけず
食べられないほどに愛しさが募っている。

ここ、赤坂のお店では「日本一のレバー」を謳っており、
「レバ刺し」ではないものの、石焼で軽く炙って食べられるように
なっている。軽くあぶるのは本人の加減次第。

目の前には妖しげな光沢を帯びた生レバー。
1枚目は表面を石で焼いて食べてみたものの、それ以降は、ついつい
そのまま食べてしまった。まさに自己責任。

臭みはまったくなく、記憶の片隅に刻み込まれたあのレバーの美味しさが
脳いっぱいに広がる。

とても幸せな時間だった。
画像

中野南口のスペインバル

うまいスペインバルが中野南口に出来た。

北口に比べ、あまり開けていない南口では秀逸のお店である。

シェフは新宿の名店から引き抜いた一流の腕前だそうだ。
お酒もリーズナブルで、料理も本場スペインの味を忠実に再現。
特にパエリアは、新鮮な魚介を用いて本場をしのぐほどの味わいだった。

画像

営業時間の短い、絶品焼鳥店。

画像


最近は立飲みのイタリアンやフレンチが流行っていると訊くが、
やはり立ってつまむのは焼鳥に限る。

ということで、川沿いの道路に面した焼鳥店へ。
ここは何も注文しなくても、あらかじめセットが決まっている。
夕方5時の開店と同時に、狭い店内の席(といっても立ち席だが)がすぐに埋まる。

最初はたたき=生つくねの大振りのものがポンと出てくる。
これを甘めのタレでいただく。とろけそうなほど旨い。

ピーマン肉詰め、レバー、ねぎま、皆ボリューム、大きさがあってジューシー。
こんなに肉々しい焼鳥には、この店でしかお目にかかることはない。

ひと通り焼鳥が出た頃にはもうお腹がいっぱいになる。

まだ1時間も経っていないが、次から次に客が入れ替わっていく。
ここで長居するのは、ちょっと野暮かと思い、女将さんにお勘定をお願いする。

あぁ、まだ日が暮れていないのね。幸せだ。

とんこつラーメンの源流を訪ねる。

画像


今や全国区となった「とんこつラーメン」。
その源流は久留米にあった。

久留米と言えば、芸能人・著名人を多数輩出し、また「焼きそば」発祥の地でもあると言う。
新しいものを生み出す、クリエイティブな土地柄なのだろうか。

街は一見、どこにでもあるような地方都市である。
JR久留米駅からタクシーで走ることおよそ10分。住宅街の一角に、その店はあった。
暖簾には堂々と、「創業昭和十二年 元祖とんこつラーメン」と書かれてある。

店内は古い食堂のようで、逆に今となっては趣き深い昭和の風情。

そして出てきたとんこつラーメン。
白濁したとんこつスープで、やや薄めの印象である。そして麺は何と縮れている。
トッピングにはチャーシュー、ねぎ、そして意外にもメンマが載っている。

そしてお味は、、、、
パンチがなくやさしい味。昔の中華そばをとんこつスープにアレンジしたような質素で、素朴な味であった。
現代の九州ラーメンを知っている我々からすれば、「物足りない味」と一蹴することも出来るのかもしれないが、
このお店から九州の全土に進化していったと思うと、慈しみのある味ともいえる。

地元の人々には、この味でなくてはならないのだ。
郷土で今も愛されているお店に、少しの間お邪魔させていただいて、その思いを味わうことができた。




揚げステーキはとても素敵。

画像


「揚げステーキ」なる料理がある。

考えてみれば、今までなかったのが不思議なぐらいなメニューである。
今までないということは、試してみて美味しくなかったということだろうか?

しかし、ここの「揚げステーキ」はひと味もふた味も違う。
素材はもちろん、油、火の通し方、そして味付はとてもシンプルに味噌とわさび。
絶妙である。

外はカリッ、中はジューシーと言い古された言葉ではあるが、そして美味しいとしか言いようがない。

牛肉の調理法としては、はじめて体験する味であった。

「チャーカーラボン」の美味しい店

画像

「チャーカーラボン」という料理をご存じだろうか?
これは味付した白身魚を炭火焼きした後、油で揚げたベトナム・ハノイの名物料理のひとつである。有名すぎてチャーカー通りという名前が付けられるほどだからスゴい。

日本では滅多に食べることができないが、丸の内にチャーカーラボンを食べさせる店があるということで、さっそく行ってみた。
ビジネス街に位置するそのお店は、カジュアルというよりはやや高級感のあるベトナム料理店であった。
お目当ての料理をオーダーした後、前菜をつまみながらしばし待つ。
そして、奥からコンロに載せられて運ばれてきたのが、待ちに待った「チャーカーラボン」。
キツネ色をした白身魚に野菜がたっぷりと載っている。うーん、いい匂い。

鉄鍋から白身魚を小皿に取り、ブン(細い米麺)とさらに香草、生野菜を混ぜ混ぜして、
仕上げに蝦の発酵調味料と砕いたピーナッツをパラパラして食す。

現地では雷魚などの淡水魚が用いられるそうだが、白身魚(鱈か?)の淡泊な味わいと油で揚げた香ばしさ、香草の鮮烈な風味、そして、それらのうま味を吸収しつくすブンの懐の深さ。
ベトナム人でなくとも、通りに名前を付けたくなるぐらい、うまい味であった。

ハノイに行く機会があれば、ぜひ本場のものを食べてみたい。